アスク井上を選んだ理由と※失敗しない植毛クリニックの条件

アスク井上を選んだ理由と※失敗しない植毛クリニックの条件

こんにちはすなおです。

国内で植毛クリニックはどこがいい?後悔のないクリニックは?と言われれば

と答えます。

意見はさまざまかもしれませんが2年ほどリサーチした僕の結論です。

ベストな植毛手術を目指すという意味ではこの2つしかありませんでした。

クリニックの方針とか理念なども含めこの2つのクリニックは国内クリニックの中でも頭ひとつ抜けてると感じました。

それなりの結果がでるクリニックというのはそれなりの根拠があるということです。

僕は数社のカウンセリングを受けているのですが最終的にはこの2つのクリニックに絞ったわけです。

アスク井上クリニックに決めた理由

それでは次になぜ?アスク井上クリニックを選んだのかの理由ですね。

タップすれば文章まで飛びます

①ストリップ法(FUT)よりもFUEで採取して欲しかった

  • アスク井上の採取方法はFUE(点の傷)
  • ヨコ美はストリップ法(線の傷)
アスク井上クリニックはFUEを主体にしている植毛手術をおこなっています。

FUTとFUEについて

アスク井上の採取方法は0.8ミリクラスの電動チューブパンチ採取なのでメスを使わない。いっぽうでヨコ美はメスで剥ぎ取るストリップ法。この違いで悩むひとも多いと思います。

ストリップ法採取方法の1つです。後頭部・側頭部から1cm~幅の帯状をメスで剥ぎ取る手術方法です。医師の腕によっては目立たない傷痕にもなるようですが、その方の体質にもよります。

FUT法かFUE法かどちらがいいのか?みたいな議論は絶えず行われています。

最終的な結論としては好みによるところです。

点の傷を悲惨というひともいるし、一本線のほうが悲惨というひともいます。

2回目を考えるなら本当にストリップ法(FUT)で先に植毛したほうがいいのか?

はじめからFUEで手術してしまうと2回目にストリップ法(FUT)をやるのは不利という意見があります。

これについては確かにやりにくくはなるそうです。

しかし、FUEのあとストリップ法をするとは限りませんよね。聞くと3000株の植毛であっても2回目のFUE採取は可能だということです。

1回目と2回目の組み合わせを想定したとして、

  • FUEのあとFUE
  • FUEのあとFUT
  • FUTのあとFUT
  • FUTのあとFUE

個人的には「FUEのあとFUT」も結構カオスな後頭部になるのでは?と思いました。あとストリップ法(FUT)の傷が2本とか複数残るのもちょっと抵抗がありました。

FUTのほうが多くの株数を多く採れるって本当?

ストリップ法では株数を多く採れるという意見がありますが、一度の手術でメガセッションの症例を見たことがありません。

基本的には2度にわけることをするはずです。ヨコ美クリニックのHPによれば600株だと1cm幅で9~10cmの長さということですから

3000株となるとかなりの範囲を剥ぎ取ることが予想されます。現実的にいって厳しいですよね。

おそらく剥ぎ取りから1度にとれるドナーの数とかなんだと思いますね。


ヨコ美クリニック

FUTのストリップ法では皮膚の伸縮性でもって縫合していくわけなので、幅には限界もあります。

1~1.2cm幅としても僕のように1回で3000株だとおそらく耳上側頭部までの長さを帯状に切ることになるでしょう。となると画像以上の範囲をとる必要がある。

もしくは2回に分けることを進められはずです。

2回目の傷は頭皮の状態によっては同じところにメスを入れることもあるそうですが複数の傷をつくるのが普通のやり方です。

いっぽうでFUEは1回の手術で3000株の採取は可能です。FUTだと1回では無理だと思います。

切断率やショックロスを懸念する意見も知っていましたがアスク井上のやり方が従来のFUEとは少し違うところもあります。

ストリップ法(FUT)は本当に目立たないか?

ストリップ推奨の方の話では傷は目立たないと言うのですが規模によっては話は変わってきます。

ストリップの傷は刃物で1本切った傷ではなく長方形で切り取った帯状の傷なので、少なくとも1cm幅の皮膚を引っぱて縫合します。

皮膚には伸縮があるため上手く縫い合わせればわずかな傷しか残らないこともあるようです。

しかし、体質によっては時間の経過とともに傷痕が大きくなってしまうこともあります。

皮膚の下には筋肉もあるため時間の経過とともに逆方向に引っぱられてしまい

時間の経過とともに傷は目立つこともあるようです。

現にヨコ美では年齢が若いと皮膚の伸縮があるためFUEを進められることもあります。(一応ヨコ美もfueがあります)

あとはケロイド体質のひとは肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)の恐れもある。

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)
外傷後に、創面を修復しようと出来た線維組織が過剰に産生され、いわゆるミミズバレ状の傷跡(瘢痕)が、長期にわたり残存する状態をさす。
ウィキペディアより

ケロイド体質かどうかは事前に病院で確かめることができるそうです。

FUTの株分けリスク

株分けのリスクというのもあります。

ストリップ法(FUT)では必ず株分けの工程があります。帯状のドナーを切り分けて使う必要があるからです。


ヨコ美クリニックYou Tube動画より

この株分けはベテランの看護師がカットするわけですがどうしても株に触れる機会が増えます。

FUTはFUEよりも切断率が低いと言われていますがそれは以前の話で従来のパワードFUEと比較しての話なのかもしれません。

事実としてFUTの株分けにも切断のリスクは十分あるのですから。

FUEは後頭部(採取側)がスカスカになる?

点の傷は後頭部がスカスカになると言われていますが

そのひとの薄毛の進行具合にもよると思います。

採取部分は後頭部ですからびまん性の脱毛症が進んでいる傾向にあるひとだとFUEは向かないこともあるでしょう。

びまん性脱毛とは頭皮全体がまばらに脱毛する傾向のことです

僕は3000株をFUEで採取していますのでわりと多いグラフト数をFUEで採取しているわけですが、

今後ドナー部分の密度もお見せしていく予定なのでそれで判断していただければと思います。

ヨコ美クリニックにもFUEはあります

実はヨコ美クリニックではFUEも選べます。

逆にアスク井上クリニックもFUT(ストリップ法)はおこなっておりハイブリッドi-SAFEではストリップ法も使用します。

つまり、どちらも豊富な技術をもっているドクターであることには違いないです。

ただし方針は異なります。

ヨコ美の今川先生はFUTを得意とされているようですし、進められるのもFUTです。

アスク井上の井上先生はFUTを経てから独自のFUEを開発された手術をおこなっています。

この場合のFUT・FUEはどちらも採取工程のほうです。移植方法の技法はどちらのクリニックもマイクロスリットがメインになってます。

両者のFUE技術の違い

FUEも使えるならどちらを選んでも良さそうですが

アスク井上のFUEパンチブレードとヨコ美のFUEパンチブレードには違いがあります。

FUEを採用している国内クリニックでは0.8ミリ採取、0.6ミリ移植というのが主流だと思います。

これは井上先生がアイランドタワー在籍中にはじめて取り入れたものです。

アイランドタワー出身のドクターや技術を伝導された韓国のクリニックではこの名残りから

同じ電動チューブパンチを使用しているクリニックが多いです。いっぽうでヨコ美クリニックのFUEパンチは1ミリの採取となっています。


【出典】ヨコ美クリニック:https://www.yokobikai.or.jp/transplant/fut-fue.html

ヨコ美では「日本人の平均的な太さの頭髪では1mm経は必要」という意見のようで0.8ミリ採取のアスクとはちがった器具のようです。

じっさいにアスク井上で0.8で採取した部分をお見せします


こちらはアスク井上クリニックでの僕の採取部分です。0.8ミリで採取しています。画像が見にくくてすみません。

術後翌日の写真なので若干腫れが残っている状態です。

こちらに他の画像も載せています。
【植毛手術当日~3日目までの経過】手術の痛みって本当にないの?

実際には日本でも0.8ミリクラスの採取は多数のクリニックで手術がおこなわれています。

手術をされた方を見てもとくにショックロスや切断率が取り分け多いとは思えませんでした。

採取の傷はたった2ミリの差でも傷の口径に差が出ます。


【出典】ルーチェクリニックhttps://luce-clinic.com/lab/?p=108

こちらはロボット植毛の例です。パンチサイズとしては参考になると思います。

実際のパンチ経の画像ですがこれだけ採取孔のサイズが違います。

0.8ミリとなれば傷跡はほとんど目立たないところまで回復できるようです。

アスク井上とヨコ美

両者のFUEにおける違いはパンチサイズの口径の違いは大きいです。

さらにアスク井上クリニックではアイランドタワークリニック時代の器具とはまた違う電動チューブパンチを改善しているため、FUEを使っている他のクリニックや韓国のFUEとも器具が異なります。

②生え際の自然な仕上がり

アスク井上とヨコ美の共通点は移植方法が主にスリット式であることです。

スリット式移植専用の極小メスであらかじめ切れ込みを入れそこに植毛していく方法のことです。生え際などでの細部ではマイクロスリットのほうが適しています。傷の治りが早く、生着率も高いと言われています。

なかでも生え際のデザインやセンスではアスク井上のほうがやや優れている気がします。

アスク井上では科学的根拠をもとに生え際のデザインが決まることは有名です。

顔全体のバランスを考慮したうえで位置が決定します。

顔の筋肉の動きいわゆる表情筋にさかわらないようなデザインとなるため

不自然なまっすぐな生え際、根拠のないジグザグなどのデザインにはなりにくいです。

逆に自分の好み生え際の形や主観的な美的センスを押し通したいひとはヨコ美のほうが向いているかもしれません。

  • 主観的なデザイン
  • 客観的なデザイン
どちらを好むかは人それぞれです。ただしアスク井上が自分の要望を聞いてくれないわけではありません。

より自然に見えるための科学的根拠からアドバイスをしてくれるので違和感のないデザインになるということです。

重要なことは適正なグラフトを選んで植え込みをおこなっているか?

これも見た目のデザインを左右するところだと思います。

太い、細い、一本毛、2本毛さまざまな種類のFU株を適正な位置に植え込めるかは

医師とそれをおこなう看護師のセンスが大きくかかわるところでもあると僕は思います。

③優れた看護師が在籍している

アスク井上には評判の良い看護師の方が在籍していることを知っていました。

ヨコ美にもおられるそうですがアスク井上のほうが腕の良い看護師さんが実際に手術に立ちあうことが明確であったためアスク井上を選択した大きなきっかけになった理由です。

実は植毛において移植に携わる看護師さんというのは非常に重要でこれで植毛の良し悪しが決まると言ってもいいぐらいだと思います。

④AGA薬の継続使用を進めていない

アスク井上は珍しくAGA薬を強く進めるクリニックではありません。

それでは「本末転倒になってしまうでしょ」とのことでした。

とくにフィナステリドにはホルモンを抑制する作用があることから決して体に良いものではありません。

これについては井上先生のインタビューでもとくにフィナステリドの長期連用の危険性について言及がされています。

術後の服用も発毛目的ではなく生着のための服用することが説明されています。
参考 先生おしえて!レポートアスク井上クリニック

僕は過去にAGA薬をかなり乱暴に使用し続けているので積極的に薬を服用したくないというのがあって

そういったところでもアスク井上クリニックを選びました。

失敗しないための植毛クリニックの条件

つづいて植毛クリニック選びにおいて僕が考えるマストな条件をまとめてみました。

1つずつ解説します。

①ベテランの医師が執刀する

若手の方でも優れている方はいるそうですが20年以上自毛植毛だけをやってる現役ドクターがいるわけなので出来ればそういったベテランの医師がご健在なうちに執刀してもらったほうが後悔はないように思います。

不意なトラブルにも対応能力もあるでしょうし人体の頭髪というものに対して医学的な考察にも優れているため信頼度も高くなります。

また日本の植毛医は形成以外のまったく異なった畑から転科して植毛医となられている方も多く、はじめから形成外科や美容外科を目指す他国とは違うため植毛医としての経歴も浅いケースがあります。

中には植毛医は儲かるという理由で転科する医師も少なくないようです。つまり植毛に精通したベテラン医師が執刀してくれるクリニック選びは必須だということです。

②少数精鋭なクリニック

これはベテランの医師に執刀してもらうといった意味でもポイントになります。

大手だとどんなドクターが自分に執刀するのかが直前までわからないこともあります。語弊を恐れずに言えば当たり外れもあるということです。

どれだけベテランの優れた医師がいてもその方を指名できなければ意味がありません。またそういう経営方針であること自体も良いものを提供しようとしているのか疑問に感じます。

未熟なドクターを各地方に配置しているケースは経歴を見れば一目瞭然だったりします。

国内だと大手よりも優れた名医が開業しているこじんまりとした植毛クリニックのほうが執刀医に当たり外れがないことは言うまでありません。

またスタッフやとくに看護師の管理が行き届いているのもこういった少数精鋭の植毛クリニックのほうが秀逸です。

③移植が上手な看護師がいる

植毛手術において手術をサポートする看護師の存在は医師と同じくらいのポジションかそれ以上に重要なものだと思っています。

基本的にドナー採取は執刀医がおこないますが移植は看護師さんがおこなっています。

移植と単純にいっても毛の方向、株の大きさ、株内本数などを適正なところに植え込む作業であり最終的な仕上がりを決める重要なファクターとなります。

つまり執刀医師と同じくらい長い訓練を受けた看護師でなければ務まらないというわけです。

経験があるだけでなくセンスや美的感覚も問われます。果たしてそのような看護師の方がすべての植毛クリニックにいるかと言えばかなり少ないはずです。

求人情報で看護師を常に募集しているようなクリニックは入れ替わりも激しいクリニックであることは想像できてしまいます。

アスク井上やヨコ美には名物となるような腕の良い看護師が在籍しているのは確かです。

余談ですがアスク井上クリニックのある有名な女性看護師さんは井上先生がアイランドタワークリニック時代からその看護師とでないと執刀しないとまで決めていた方です。

当然、アスク井上クリニックにも在籍していただいたようです。そんな凄腕の看護師さんに僕も移植をしてもらいました。

移植の方法によっては高度な技術を看護師に問われることもないかもしれませんがベストな植毛の仕上がりを目指すのであればもっとも必須の項目だと思います。

④移植方法はマイクロスリット

マイクロスリットは極小の特殊な器具で切れ込みを入れてそこに移植する方法です。

昔からおこなわれている方法ですが手間と時間そして何より技術が必要なため誰もができる移植方法ではありません。

そのため生産性を重視するクリニックなどではやりたがらない移植方法の1つでもあります。

しかし、その仕上がりは素晴らしく生え際もより自然な見た目となります。ヨコ美の今川先生もスリットの移植を長くやっておられる植毛医として有名です。

勘違いされがちなのはFUE術式だと移植もホールと思われていることです。アスク井上では手術の8割をマイクロスリットで移植します。

ホールとはパンチブレードで移植孔(穴)をあけてから植え込んでいく方法です。チェーンクリニックではホール移植の割合が多いようです。

手術時間のコストはホールのほうが低いと思います。ホールは密度が稼げますが個人的にはデザイン性にかける点があると感じていました。

ホールは面の移植には向いていますが生え際などの細かな部分には不向きだと言われています。

そのためキワの部分だけはニードルで仕上げるクリニックもあるみたいです。

例えばアイランドタワークリニックのカウンセリングではスリットは使わないという説明でしたのでメインはホール割合が高いのだと思います。

アスク井上クリニックで手術された方の結果を拝見してもこのマイクロスリットを多用して移植する方法がもっとも仕上がりに満足できると判断しました。

マイクロスリットと称したクリニックに注意 2019.09追記

例え同じスリット式を使用していると言っても技術が乏しい医師が使えば見た目はスカスカになります。

というか、本来スリットは隙間をつくってしまうものだからです。このことについてはこちらのコラムが参考になります。
参考 移植孔はスリットかホールかアスク井上院長コラム

そもそもマイクロスリットとスリットとは違います。

マイクロスリットと称してただのスリットの仕上がりになっている症例もいまだにあるようで移植毛の隙間はひどくスカスカです。

マイクロスリットとは下記のような技術であり、アスク井上専用の器具を用いた手法です。

さらにはこのミクロサイズの切れ目に入れる技術、そしてどんなユニット株、サイズの株を使用するのかを見極めて移植できる熟練の技術が必要になります。

熟練者とは医師でもあり、他ならぬ移植にたずさわるベテランの看護師だけです。

 

このページのまとめ

植毛クリニックは大手チェーン展開しているクリニックをはじめ大学病院なんかにも表にでていない植毛医もおられるそうです。

この中から名医を探しあてることは広告をかけまくっているクリニックも多いため判断がとても難しかったりするはずです。

コンプレックス系の医療クリニックは儲かる性質があるので真実を見極めることが複雑化してしっまっているところがあります。

調べれば調べるほどどこが本当に良いのかわからなくなってしまっているひとも多いのではないでしょうか。

いまのところ体験者の経過とか検証結果から判断することが唯一の参考になると思っています。このブログもそんなことから記録しています。

植毛手術のリスクを軽減する【切断率は1%以下です】